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 サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、佐々木則夫監督率いる日本女子代表(なでしこジャパン)が米国に2-5で敗れたことについて、中国メディアの捜狐は6日、なでしこジャパンの華麗なパスサッカーの強みが薄れていることが露見したと主張した。

 記事は、決勝戦の試合前から米国有利とは見られていたとしながらも、「これだけ圧倒的な試合展開になることを予測していた人はいないはず」と主張し、前半16分までに米国が4点を挙げる試合展開になったことに驚きを示した。

 さらに、なでしこジャパンが前回大会において華麗なパスワークを武器として優勝したことを挙げる一方、女子サッカーのレベルが世界的に向上するなかで、なでしこジャパンが得意とするパスサッカーの強みが相対的に薄れてきているのではないかと論じた。

 続けて、なでしこジャパンはグループリーグを3連勝し、決勝トーナメントへの進出を決めたとしながらも、「グループリーグで対戦した3チームはいずれも格下であるうえに、なでしこジャパンは4ゴールしか挙げられなかった」と指摘し、なでしこジャパンの攻撃力は「予想されていたほど強くなかった」と論じた。また、決勝トーナメントにおいても、なでしこジャパンは苦戦が続いたとし、決勝まで勝ち上がってきたのは「運」の要素も大きいとの見方を示した。さらに、決勝戦では米国の圧倒的な攻撃の前に試合早々に4点を失ってしまい、「敗北を免れることはできなかった」と伝えた。

 続けて記事は、4年前のW杯ドイツ大会でも決勝戦は日本と米国の対戦であり、「当時の力はほぼ互角だった」としながらも、なぜカナダ大会での決勝戦ではこれだけの点差がついてしまったのだろうかと疑問を投げかけた。続けて、その答えとして「澤穂希選手を始めとする主力選手の衰え」を挙げ、なでしこジャパンの華麗なパスサッカーの強みが薄れてしまったと主張した。

 また、米国代表は身体的になでしこジャパンを上回るうえ、技術力もあるチームだとし、「もともとなでしこジャパンは身体能力が高いチームを苦手としていた」と主張。なでしこジャパンにとっては決勝で敗れたことよりも、パスサッカーの強みが薄れてきている点のほうがより深刻だとし、「パスサッカーを堅持するのか、それとも世界の流れに適応すべく戦略を調整するのか、日本サッカーは難しい選択を迫られる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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