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ソフトバンクの強さばかりが目立ったヤフオクドームで、試合に負けずに熱かったのが、評論家諸氏の取材攻勢だった。
25日の試合前、ひと際目を引いたのが、今季限りで横浜DeNAの監督を退任したばかりの中畑清氏(61)。テレビの生中継でゲスト解説として出演するため来場。現場を退いたばかりの注目人物とあって、選手そっちのけでカメラのレンズが向けられた。
キヨシ前監督も、これには気後れしたのか「選手の入りは撮らなくていいの? 何か騒がせちゃって申し訳ないな」と頭をポリポリ。それでも工藤、真中両監督と握手を交わして激励。選手やコーチ陣はもちろん、旧知の関係者とも手をたたいて談笑するなど、やはりアピール度は満点だった。
同じく今季限りで現役を退いた前DeNA・高橋尚成氏や、前楽天・斎藤隆氏も訪れ、評論家生活のスタートを切った。
先のクライマックスシリーズ・ファイナルステージでは、楽天監督を辞任した大久保博元氏もテレビのゲスト解説者としてはせ参じていたが、引退間もない選手や、退任したばかりの監督が、すぐさまネット裏に姿を現すのは理由がある。
球界関係者は「まず、手っ取り早い現金収入が手に入るという点。仕事がなくなるわけですから」。いかに元スター選手、指揮官といえど球団との契約が切れる以上、先立つモノはカネ。特に解説で得られる現金はありがたいものという。
「それよりも大きいのがメディアや球団の関係者との人脈を保つこと。現場に顔を見せることで健在をアピールできる。そこから指導者の仕事だったり、新しい評論の仕事に就けることもある」
確かに今回、顔をみせたのは近い将来に指導者としての現場復帰が有力な面々。存在感をアピールすることが、復帰への近道だというわけだ。 (片岡将)